経団連が21年入社を対象に就活面接3月解禁を検討
日本経済新聞(3月7日付朝刊)によると、経団連(加盟550社)が中西宏明新会長のもとで、就活ルールの見直しに着手するという。
現在の学生の就職活動は、経団連のルールによって3月採用告知・説明会スタート、6月面接開始・内定というスケジュールで動いているが、外資系やIT企業など経団連に加盟していない企業は年内から採用活動をはじめ、早々と内定を出しているケースも多い。ここに多くの優秀な学生層が集まっていることが、経団連企業を焦らせている。
短期インターンシップを認めるなど、対応策は講じたが上手く言ってるとは言い難い。加盟企業の42.1%が「ルールにのっとった上で、企業説明会や面接の開始時期は削除すべきだ」と答えている。
就活ルールは一括採用を前提に変化してきたが、ほころびは大きくなってきている。ルール変更によって一番影響を受けるのは学生たちだ。大学生活で一番重要な3年時を就職活動に充てる可能性が高くなるからだ。