蝶理は4月10日、雲錫(香港)資源有限公司と日本向け錫地金の総代理店契約を締結したと発表した。蝶理は2008 年より雲南錫業の錫加工品を日本や海外向けに販売しており、その子会社の雲錫香港と錫地金の日本国内向け総代理店契約を締結し、日本国内向け販売を開始する。錫地金は主にはんだに用いられるが、はんだは自動車やスマートフォンなどの電子部品向けに需要が増加しており、錫地金の市場拡大が期待される。また、中国では2017 年初旬に錫地金の輸出関税が撤廃されており、加えて、11 月に雲南錫業が中国で唯一錫地金の輸出に関する優遇措置が受けられることとなり、追い風を受けての市場再参入となる。