三菱商事は5月22日、産業革新機構(INCJ)と共に、タベルモ社に対し同社が発行する第三者割当増資を引き受け、総額17億円を折半で出資すると発表した。タベルモはちとせグループが2014年に全額出資して設立したバイオベンチャー企業。今回の資本拠出により、INCJと三菱商事が新たな株主として加わり、出資比率は各々31.43%となる。タベルモは、今回調達した資金を主にブルネイにおける新工場設立に活用する予定。藻類は光合成のみでの増殖が可能で、単位面積あたりの生産性が非常に高いことから、新たなタンパク質源として注目されている。