三井物産は5月31日、連結子会社であるメキシコのアトラテック社が、メキシコ大手インフラ事業会社のイデアル社およびスペインの水処理会社であるアクシオナアグア社ほかと共同で進めているアトトニルコ下水処理サービス事業の商業運転を開始したと発表した。アトトルニコ下水処理場は、単一施設としては世界最大規模の日量360万トンの処理能力を有し、人口2000万人を抱えるメキシコ首都圏の家庭排水の約60%を処理する。三井物産は自治体向け下水処理事業やメキシコ石油公社向け廃水処理事業など、これまでにメキシコ国内12か所で水事業に参画している。