帝人フロンティアは6月21日、商品展開する心電計測ウェアラブル電極布「テクノセンサーER」に用いられた技術が、学術的および産業的な観点から高く評価され、日本生体医工学会の「新技術開発賞」を受賞したと発表した。今回の受賞は、同社が京都大学と共同開発した「テクノセンサーER」が、連続した1本の緯糸で複雑な模様を織りなす西陣織の技法を応用し、日本の伝統産業の技法と生体医工学の融合という新たな試みであること、および救急医療分野における治療成績の向上や、ホームヘルスケア分野における新たな生体計測の開発への貢献が期待されることが評価されたことによる。