三菱商事は6月21日、英国100%子会社DTCを通じ、英国における海底送電事業の優先交渉権を獲得したと発表した。同事業は英国東部沖合約27kmの洋上に位置するレースバンク洋上風力発電所と、ナショナル・グリッド社が保有するワルポール変電所を結ぶ海底・陸上送電線、及びそれに付随する洋上・陸上変電設備の運営するもの。資産規模は英国において過去最大級の約751億円となる。2018年度中に同資産の運営事業権を取得し、事業パートナーと共に20年間にわたり送電を担う予定。英国には合計で18件の海底送電事業があるが、同事業権の取得により、DTCが参画する事業は6件目になる。