三井物産は7月6日、東レ、三井製糖とともに、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)より委託を受ける、タイでのサトウキビの搾りかすからエタノール原料などを製造する事業の実証プラントが完成したと発表した。同実証プラントでは、バガスと呼ばれるサトウキビ搾汁後の搾りかすからバイオエタノール原料となるセルロース糖ならびに、ポリフェノール、オリゴ糖といった高付加価値品を生産する。7月下旬から運転を開始し、省エネルギー性能や高付加価値品併産の有効性を検証。実証事業において、三井物産は生産物の普及検証を行う。