三菱商事は7月27日、アングロアメリカン社(AA社)と共に推進する、ペルー・ケジャベコ銅鉱山プロジェクトの開発意思決定を行ったことを発表した。同プロジェクトは、三菱商事とAA社が出資するAAQSA社を通じて推進しており、三菱商事はAAQSA社の株式21.9%をAA社から追加取得し、持分比率を40%とすることに合意している。このプロジェクトは約7.5百万トン(銅分換算)の埋蔵量を見込む世界最大規模の未開発銅鉱山で、高いコスト競争力も有している。現在の三菱商事持分生産量の約50%に相当する約12万トン/年の持分生産量増加に寄与する見込みで、銅事業を一層強化する重要なプロジェクトと位置付けられている。