三井物産は9月21日、三井製糖と共同で、シンガポールや中東で精製糖の加工・販売事業を展開するシンガポールのSIS社の全株式取得を、SIS社の親会社と合意したことを発表した。SIS社はシンガポール最大手の砂糖会社で、リテール市場での高いブランド力、サービス提供力を有しており、また中東地域でも顧客基盤を築いている。三井物産は世界の精製糖需要の約40%を占めるアジア市場に注目、自らのネットワークと三井製糖のノウハウ・技術力を通じて、高品質な砂糖をアジア市場へ提供し同市場の需要を取り込み、日本を含めたアジアでの精製糖事業の一層の強化を目指す。