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2018年10月10日

経団連「新卒一括採用指針廃止へ」

経団連の中西宏明会長が、21年春入社以降の採用の指針はつくらないと表明、大きな反響を呼んでいる。日本経済新聞、朝日新聞などが一面トップで取り上げている。

中西会長は、廃止する理由として、外資企業やIT企業などの抜け駆けが広がり、優秀な人材を獲得したい会員企業に危機感が募っているからだと説明している。これが実施されると、各企業の新卒採用競争は今以上に激化する。また、ここ数年増えた採用に直結しないインターンシップは認めてきたが、こうしたルールもなくなる。

中西会長は9日、NHKのニュースウォッチ9のインタビューに登場し、採用ルール云々よりも、会員企業が求めるグローバル人材の育成に、大学の教育が応えていないと指摘している。大学教育に対する焦り、不満の根は深いようだ。

新たなルール作りは、政府主導となり、大学側と経済界が月内に策定する。

 


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