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2018年10月16日

息子や孫の就活はこう変わる
――大学3年生の春から始まる戦い

夕刊紙の日刊ゲンダイが、経団連の就活ルール指針廃止発言を受けて、15日よりこれをテーマにした連載を開始した。

1回目は、大学ジャーナリストの石渡嶺司氏の発言を中心に、スケジュールの予想を載せている。

 

 

実情は、大学3年の秋すぎから会社説明会、インターンシップ、翌年春ごろから採用面接開始、4年生の6月までに内々定というスケジュールだと言う。指針よりも3~4か月早く動いている。事実ディスコの調査によれば、19年採用に関しては、大学生・院生の4割以上が5月1日時点で内定をもらっていた。

政府の立場は、3月広報・6月選考という指針の踏襲か、現状に合わせて3月に選考を変えるかというスケジュールになるという。

いずれにしろ、就活ルールの指針そのものをなくすというのは考えにくい。

経団連本部の発言とは裏腹に、会員企業1300社のうち指針の廃止・自由化を認める企業は1割にも満たない。

もし、3年生の秋に会社説明会解禁となれば、3年生の春・夏に動き出す企業も必ず出てくる。学生は3年生になった途端に就活を始めなければならない。現状がベストだとは考えないが、これではさらなる長期化を招きかねない。

 


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