日本紙パルプ商事は11月5日、マレーシアの子会社が、PKS(アブラヤシの実の種殻)の回収・販売事業を行うONE社を設立し、営業を開始したと発表した。マレー半島では油脂作物であるアブラヤシが食用・工業用に多く生産されており、多くの搾油所が存在。油を採る際に出るアブラヤシの実の種殻「PKS」は、バイオマスエネルギーとして大きなポテンシャルを持つ資源であり、近年では国際的に注目を集めている。日本においても、再生エネルギー固定価格買取制度で事業計画が認定されたバイオマス発電所の本格稼働が続く見通しで、今後PKSの需要は更に増加するものと考えられる。