三井物産は11月9日、タイ民間電力大手のガルフ社と共同で推進するガス火力発電事業向けに、プロジェクトファイナンスの融資関連契約を締結し、年内にも本格着工すると発表した。総事業費は約1,700億円を見込み、三井物産は30%出資者として参画する。同事業は、タイ電力公社EGATと締結した長期売電契約に基づき、バンコク南東約130kmのチョンブリ県に設備容量2,500MWのガス焚き複合火力発電所を新たに建設し、部分開業を予定している2021年3月から25年間にわたり運営・売電するもの。三井物産はこれまで国内外で培ってきた発電事業の知見活用と共に、取引関係にある日系企業との連携強化を通じて、事業の円滑な開発・運営に寄与する。