三井物産は11月29日、アジア最大手の民間病院グループIHH社の株式16%相当を、同社筆頭株主であるマレーシア・カザナ社の100%出資持株会社より取得することを決定し、28日に株式譲渡契約書を締結したと発表した。取得対価は約2,300億円で、追加取得の実行後、三井物産は既存持分と合わせIHH社株式32.9%相当を保有する筆頭株主になる。IHH社は、シンガポール、マレーシア、トルコ、インド等9ヶ国で50病院、1万2千床超を運営するアジア最大級の民間病院グループ。同社は高度医療を主とする病院事業の他、アジア広域で幅広く医療・医療関連サービスを提供している。