三菱商事は12月14日、ドイツELG社から、炭素繊維の再資源化事業会社ECF社の株式 25%を取得し、事業参画に合意したと発表した。ECF は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の端材等を再資源化する独自の技術とノウハウを有している英国の製造販売会社。世界で初めて商業生産ベースでリサイクル炭素繊維の安定生産を実現し、自動車産業や電子材料産業向け等に供給している。ECF はこれまで最終処分が困難であったCFRPの端材等を再資源化することで、サステナブルな素材の提供に貢献すると共に、生産コスト低減を実現し、競争力ある素材を安定的に市場に提供することで、日本の基幹産業である自動車業界が直面する課題の解決を目指している。