三井物産は2月4日、石原産業社と共に、ブラジルの農薬製造販売会社Ouro Fino社の株式を合わせて25%取得することで合意し、株式購入契約を締結したと発表した。出資比率は三井物産20%、石原産業5%。ブラジルは現在、世界の約1/5を占める最大の農薬市場で、新興国をはじめ世界の食糧需要増加を背景にさらなる拡大が見込まれている。OF社は2010年の創業以降、ブラジルの気候条件に最適な農薬製剤の開発および販売事業を展開。市場ニーズをいち早く掴み、それを製品開発に繋げる高い専門性を強みに成長するブラジル市場で着実にビジネスを拡大している。三井物産と石原産業は今回の共同出資により、ブラジルでの農薬販売事業を強化する。