長瀬産業は2月21日、米国IBM 社と共同で、日本を中心とした化学品メーカー、酵素などのバイオ素材メーカー向けに、人工知能や高速データ処理システムを活用して新規材料や代替材料を探索するマテリアルズ・インフォマティクス(MI)のプラットフォームの開発で合意したと発表した。2020 年度のサービス提供開始を目指す。MIとは最先端のデータ処理技術と材料科学を融合した新しい材料開発の技術分野。これまでの新規素材開発は実験や試作を繰り返す手法が一般的だが、MIの導入により開発期間やコストを大幅に短縮できるほか、革新的な素材発見の可能性もあると注目されている。