三井物産は4月15日、三井海洋開発、商船三井と3社で、三井海洋開発の推進するメキシコ沖合Area 1鉱区向けFPSOの長期傭船事業に、三井物産と商船三井が出資参画することに合意し、12日付で融資契約を締結したと発表した。今回の合意は、三井海洋開発がオランダに設立済のMV34社に三井物産及び商船三井が出資参画し、3社で共同推進するというもの。傭船先はイタリアの大手石油会社の子会社Eniメキシコ社。MV34社はEniメキシコ社と15年間の長期傭船契約を2018年12月に締結済み。メキシコ沖合では新規の大規模油田が次々に発見されており、今後とも新規FPSOの需要が期待される。