三井物産は5月16日、世界最大の海老生産加工事業会社Minh Phu社と同社株式の35.1%を取得することで合意したと発表した。Minh Phu社はベトナム南部に2つの加工工場と900haの養殖池を有し、海老の養殖から加工・販売までの垂直統合事業を強みとする。加工度の高い付加価値品をはじめ幅広い商品ラインアップを持ち、米国や日本を中心とする約50か国へ輸出している。三井物産は2013年にMinh Phu社傘下の加工工場MPHG社に出資参画。親会社であるMinh Phu社への出資を通じ、これまでMPHG社で行った取り組みをMinh Phu社グループ全体に展開するとともに、三井物産がグローバルに培ってきた販売網を通じ、Minh Phu社の売上を拡大していく。