日本紙パルプ商事は7月5日、英国で紙・包装資材を中心とした輸入卸売事業を行うPREMIER社の株式を100%保有するRADMS社の株式60%の取得で株式譲渡契約書を締結したと発表した。英国の紙・板紙需要は年間約850万トンだが、多くが欧州大陸からの輸入で、在庫・物流機能を有する紙商が重要な役割を担っている。今回子会社化を予定するPREMIER社は英国第2位の売上規模を誇る大手紙商で、売上高233百万ポンド、従業員480人、英国内18拠点、約3,000の顧客を有し、徹底したローコストオペレーションの遂行、パッケージ、紙加工品、およびデジタルを含むサイン＆ディスプレイ分野などの成長マーケットへの注力により増収増益を維持している。