三井物産は11月12日、中国の次世代エタノール製造会社である北京首钢朗泽新能源科技有限公司(SGLT社)への出資参画を決定したと発表した。SGLT社は、三井物産が2014年に出資参画した米LT社が開発した排ガスを微生物発酵により燃料や化学品に転換する技術を活用し、製鉄所などからの排ガスを原料として次世代エタノールを商業規模で製造する世界初の事業会社。三井物産はLT社が保有する触媒技術を用いたSustainable Aviation Fuel(SAF)を製造する事業開発も展開。SAFは2030年以降の航空分野でのCO2排出量の削減の切り札として世界的に導入の機運が高まっている。