三井物産は11月27日、大手資源会社Anglo Americanの豪州原料炭事業の一部であり、クイーンズランド州に位置するグローブナー炭鉱を保有するAnglo Coal社から、日系パートナーと共に同炭鉱権益の一部を取得することに合意したことを発表した。三井物産の取得金額は約62億円で、出資比率は4.75%。グローブナー炭鉱はコスト競争力に優れる良質な原料炭を2016年から生産している操業中の炭鉱。同炭鉱は三井物産が参画中のモランバノース炭鉱に隣接しており、保有する地上設備を共用している。権益取得を通じた出資比率の統一により、グローブナー炭鉱とモランバノース炭鉱の経営統合を図り、更なる操業効率化や生産量拡大を目指す。