岩谷産業は12月20日、ロータス・サーマル・ソリューション社と、高い放熱性能を持つ「ロータス金属(多孔質構造の金属)」の量産化に向けて、神戸にあるロータス社の開発拠点を岩谷産業の中央研究所内に移し、量産技術の確立に向けて共同研究開発をスタートしたことを発表した。 ロータス社は大阪大学発のベンチャー企業で、銅をはじめとする溶融金属に水素ガスを溶解させ、特殊な方法で冷却することで、多数の微細な細孔を持つ金属(ロータス金属)を鋳造する技術を有する。岩谷産業では2016年7月よりロータス社に出資し、用途開発に向けて様々な分野で市場調査を行ってきた。