三菱商事は1月8日、台湾ポリエステル繊維・PET樹脂製造大手の新光合成繊維股份傘下で、タイにて飲料ボトル用PET樹脂の製造を展開するタイ新光の第三者割当増資を引受け、出資比率引き上げについて合意したと発表した。PET樹脂は優れた透明性や光沢性、バリア性の特徴を有し、回収・リサイクルシステムが構築されたリサイクル性の高い単一素材で、飲料用ボトルや食品用容器、衣料用繊維等幅広い用途に使用されている。世界的な循環型社会への移行要請が高まる中、タイ新光ではPET樹脂製造能力の拡張、及びリサイクル率向上に向け期待されるケミカルリサイクル技術によるリサイクルPET樹脂の製造を計画している。