岩谷産業は2月19日、針葉樹の苗木栽培において、ファインバブル水(微細な泡を含んだ水)を用いることで生育促進効果が得られることを世界で初めて発見したと発表した(特許出願中)。スギ苗木のコンテナ栽培に応用が進むことで少花粉スギの普及促進への応用が期待される。微細な気泡であるファインバブルは、空気を用いて水中に発生させた際に溶け込んでいる酸素濃度を大幅に上昇させたり、発芽や発根を促す活性酸素を発生させたりする特性がある。これをスギ苗木の栽培に利用したところ、通常の水に比べて苗木の育成が早く、枝や根の張りも良くなることが確かめられた。