伊藤忠丸紅鉄鋼は3月10日、特殊鋼加工流通大手のヤマト特殊鋼を5月1日付で子会社化することで合意したと発表した。100%出資のSPC(特別目的会社)が同社の株式を100%取得し、同SPCが新たにヤマト特殊鋼として事業を継続していく。ヤマト特殊鋼は特殊鋼の在庫、切断のみならず、多くの加工設備を保有し産業機械、建設機械分野を中心とした顧客が要望する複雑かつ高精度な部品加工を手掛けている。また、特殊鋼の素材だけでなく鍛造品や管継手といった製品の在庫、即時納品を行うなど、建設機械・産業機械業界等のあらゆるニーズに対応する体制を整えている。