三洋貿易

歴史

1947年、旧三井物産の解体に伴い、同社神戸支店有志により、神戸を本店として資本金19万5千円をもって設立。52年、日本で最初に合成ゴムを総代理店として輸入。54年、業界でいち早くニューヨーク駐在員事務所を開設、61年に現地法人に改組。64年、本店を神戸から東京に移転。その後、タイ、ベトナム、カナダ、中国、メキシコ、インドネシアなどに次々と拠点を展開。また、Ｍ＆Ａも積極的に進める。3つの国内事業所、13の主要海外拠点を有し、時代を先取りしながら堅実に各種原材料・機械機器類などの輸入販売を中心に事業を展開。従業員数260名、売上高606億円（いずれも2015年9月期、連結）。

特色・強み

ゴム、化学品、機械・環境、産業資材、科学機器の5事業分野で、高い情報力・技術力および販売先・仕入先との信頼関係に軸足を置き、市場ニーズに応じた商品を提供することにより、国内外で産業の発展と人々の生活向上に貢献。70年弱の歴史の中で培われた販売先・仕入先からの厚い信用と迅速な対応力、ニッチな分野における技術サービスを伴ったきめ細かいセールス活動、北中米・アジアにおける海外拠点網、情報網と取引ノウハウの蓄積、さらには自己資本比率62%という健全な財務内容などが強み。

ビジョン

「私たちは、国際的な視野に立ち、高い情報力と技術力で新たな価値を創造し、社会に貢献する企業を目指します。」という経営理念を掲げる。経営方針には「堅実と進取の起業精神に従い、健全な事業活動を通じて、企業価値の増大を図る」と謳う。「盤石な財務基盤」「強みを通じた価値創造」「自由闊達な社風と機会創出の組織」を基本方針とする長期ビジョン「VISION2020」に基づき、市場動向とニーズを先取りしたマーケティングに力を入れ、新規事業開拓、グローバル展開、Ｍ＆Ａや資本提携等を通じて業容の拡大を目指す。

風土・人財

堅実と進取の起業精神がしっかりと根付いており、風通しがよく自由闊達な社風も伝統的なものであり、社内コミュニケーションは非常に活発。「個人を尊重し、その責任を基本に、創造力・チームワークを高め、活力のある企業風土を醸成する」と経営方針にも謳う。由緒ある商社として品格を重んじる。長期ビジョンに基づき、グローバル化に対応すべく2020年には従業員数を300名以上に増強し、階層別研修の定着、海外研修及び海外従業員向け研修のチャンスを増やす計画。

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