歴史
三井物産アイ・ファッション株式会社と日鉄物産株式会社の繊維部門が事業統合し、2022年1月に誕生した。三井物産アイ・ファッションは1992年、三井物産株式会社の繊維部門の業務補完会社である三井物産インターファッション株式会社として創業。2002年に物産インターナショナルテキスタイル株式会社、2016年4月に株式会社ビー・エム・シー、同年10月に三井物産テクノプロダクツと合併し、三井物産の繊維部門中核子会社としての役割を担ってきた。一方の日鉄物産は、1993年に住金物産株式会社とイトマン株式会社が合併して発足した住金物産株式会社が前身。鉄鋼、産機・インフラ、食糧、そして繊維を扱う複合専業商社として発展してきた。繊維事業では、グローバルOEMメーカーとしての機能を強化してきた実績がある。
特色・強み
MNインターファッションの強みは、三井物産アイ・ファッションと日鉄物産が長年にわたり培ってきた繊維事業での知見・総合力・調達ネットワーク、そして川上から川下までサプライチェーン全体をカバーする事業リソース。統合が生み出す相互補完の相乗効果を最大化しつつ、規模を活かした効率化と機能強化を追求し、競争力の向上及び強固な事業基盤の構築を図っている。コア事業であるOEM 事業でさらなる強化に取り組むと同時に、成長が見込まれる海外市場向けの事業拡大を追求。またデジタル・テクノロジーやサスティナビリティを切り口とした新たな事業機会の創出を目指している。
経営理念
「柔軟な発想で従来の繊維商社の枠を超えて、幅広い事業領域でグローバルにビジネスを創り出し、世の中に新たな価値を届けていく」ことを使命とするMNインターファッション。同社が経営理念として掲げているのは、【Purpose】「未来を紡ぎ、価値と感動を世界へ」、【Vision】「多様な個性×自由な発想×組織の力でファッションの明日を共創します」のスローガンだ。さらに【Values】として、「Set No Limits ボーダーを越える。もう一歩先へ」、「Be Professional 徹底して磨け。プロとしてやり抜け」「Respect Others 多様性を尊重する。信頼に応える」「Be Positive 失敗したっていいじゃないか」の4つを挙げている。
風土・人材
「大胆かつ柔軟にチャレンジするプロ集団」を自認し、「幅広い事業領域でグローバルにビジネスを創出し、世の中に新たな価値を届けていく」ことを目指している。社員の男女比は、全社員数844人(2022年8月時点)のうち男性401人、女性443人。2020年4月~2022年8月実績として、女性60人、男性17人が育休を取得した。職場での服装はスーツ10%:オフィスカジュアル90%、革靴15%:スニーカー85%(同)だ。人材育成制度は新入社員研修・専門実務研修に加え、英語圏や中国語圏で1~2年の語学研修及び実務研修を行う海外チャレンジ制度等がある。
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