阪和興業
人事部 人材開発課
石野 透(いしの・とおる)
1992年生まれ/関西学院大学経済学部卒/2015年入社
阪和興業は独立系商社として系列に縛られることなく、“自由”にビジネスを展開しています。そして自由であるという利点を活かし、常に顧客志向でビジネスを行っています。この「独立系・顧客志向」という言葉には当社の歴史と69年間脈々と受け継がれてきた阪和パーソンとしてのDNAが詰め込まれており、当社が強いこだわりを持っている部分です。
当社には創業者が提唱した「不易流行」という社是があります。「不易流行」とは常に時代の流れを考えながらも芯や根を持っていること、当社では「お客様を大切にする精神」をしっかり持っていることを意味します。
90年代初頭のバブル崩壊で多数の商社が破綻もしくは銀行の資本注入を受けるなどし、単体企業として生き残れませんでした。しかし当社は鉄鋼以外の商材も扱っていくという選択をするとともに、ひたすら愚直に本業である営業に注力してお客様と向き合い続け、生き残ることができました。業容を変えながらも「不易流行」の精神で自由にビジネスを行ってきたからこそ、不況下でもビジネスチャンスを掴み、今もなお市場で存在価値を見出せているといえます。
近年の阪和興業は “M&A + A” 戦略に沿って事業を拡大しています。グループ力を強化することで、企業としての収益力を上げていくことが狙いです。それに伴い、現場主義を貫き、眼で見て足で稼ぐ営業スタイルを持つ人材を育てるのはもちろんのこと、企業を経営するに足る素養を持った人材の育成が急務となっています。
そしてまた新卒採用においても、異なるDNAとの出会いを求めています。企業の命が30年と言われている中、常に新たなビジネススタイルを追求してきた阪和興業は、次の30年後の業容拡大を成し得るため、多様な人材獲得に向けて舵を切っています。企業としての変化の過渡期に、阪和興業の新たな風となれるような学生の皆さんに、ぜひお会いしたいと思います。
撮影=葛西龍