歴史
1832年、京都西陣で染料卸売問屋として創業。1917年、長瀬商店として発足。1943年、従来の商事貿易業務だけでなく、関連会社に生産会社を持ち、また直営工場を新設し、さらに生産事業への進出を見込んで、商号を長瀬産業に変更。1990年、神戸市に研究開発センター「ナガセR&Dセンター」を開設。2001年、製造・加工機能の中心的役割を担う「ナガセケムテックス」を設立。2012年、バイオ関連事業の強化を目指して林原を子会社化。184年の歴史の中で、完全独立系の化学品専門商社の最大手として確固たる地位を確立。
特色・強み
機能素材、加工材料、電子、自動車・エネルギー、生活関連という5つのセグメントでビジネスを展開。その中で、国内外約100社ものグループ会社とともに、トレーディング機能、マーケティング機能、研究開発機能、製造・加工機能を蓄積し、それらを有機的に組み合わせることで、顧客が求める製品の原料調達から生産・販売に至るバリューチェーンを拡大し、常に世の中の変化を先取りしながらビジネスを創出し続けている。現場に出て足で稼ぐ情報を大事にすることと、自己資本比率が45%強と財務基盤が安定していることも大きな特色。
ビジョン
現在、2020年度を最終年度とする五か年計画を推進中。商社中心の考え方から、商社をグループの機能の一つと考え、製造、研究、海外ネットワーク、物流、投資の各機能を最大限活用し、グループ一丸となって世界へ新たな価値を創造・提供するNAGASEを目指す。重点分野は「バイオ」「環境・エネルギー」「エレクトロニクス」の三つ。技術に対する深い造詣と目利き力、パートナーと共にビジネスを創造する力、半歩先を見て能動的に提案する力を強みに、ビジネスの種を「見つけ、育み、拡げる」ことにより、安心・安全で温もりのある社会の実現に貢献する。
風土・人財
行動指針である「ナガセウェイ」には「常に独創的な挑戦者であれ」という一項目がある通り、自由な風土があり、若手にも大きな仕事をどんどん任せるというカルチャーが根付いている。一年目で海外出張に行ったり、大手顧客を担当したりすることもある。若手社員に対しては、海外現地法人での半年間の「海外実務研修」を実施するなど、早い段階で海外で経験を積む機会を提供している。誠実に正道を歩んできた歴史があり、誠実な社員が多く、人間関係も良好だ。
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