歴史
新日本製鐵系の鉄鋼商社として鉄の取り扱いに重きを置いて来た日鉄商事。住友金属工業直系の鉄鋼商社として発足し、繊維、食料にも事業を拡大してきた住金物産。2013年10月、この両社が「新たな社会的価値を生み出す企業グループを創造する」という目標を掲げて経営統合したことにより誕生。従業員数は1500名弱(単体)で、事業拠点を国内31カ所、海外18カ国37都市に展開し、連結売上高は1兆9300億円(2016年3月期)の規模を誇る。
特色・強み
「鉄鋼」、「産業・インフラ」、「繊維」、「食糧」の四つのコア事業を複合的に展開する「複合専業商社」。業界トップクラスの四つのコア事業を柱として、生活の基本的な要件である衣食住に関わる商品・サービスを提供する。新日鐵住金グループの中核商社としての機能と、統合シナジーを最大限に発揮することによって、一層グローバルで多様な事業展開の推進が可能となるのが強み。その強みを活かして、企業としての持続的な成長と社会貢献を推進している。
ビジョン
「新日鐵住金グループの中核商社として四事業分野の強化と拡充」「グローバル戦略の加速」「複合専業商社としての総合力の発揮」「コンプライアンスの徹底」を経営方針に掲げる。現在、「強みを活かした成長戦略の推進」を骨子の一つとした「中期経営計画(2015年度~2017年度」を推進中。具体的には、鉄鋼分野におけるシェアアップ、自動車部品・インフラ関連事業のグローバル展開、アパレルODM及びソリューション事業の強化・拡大、食糧分野における海外ビジネスの強化・拡大などに取り組んでいる。
風土・人財
「人を育て人を活かし、人を大切にする企業グループを創ります」と企業理念の一項目に謳う。その実現に向けて、新人総合職全員を対象とした短期海外研修、若手社員の海外留学・研修制度など、さまざまな教育研修制度を展開。また、女性の登用も積極的に推進。現在、60名以上の女性総合職がいて、その中には役職者や海外駐在員もいる。チャレンジ精神旺盛な女性たちは営業部門・管理部門ともに幅広い分野で活躍しており、女性たちのビジネスフィールドは拡大し続けている。
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