歴史
1845年、京都において和紙商「越三商店」として創業。以降、1960年代までに王子製紙、十條製紙、本州製紙の代理店となるなどして会社基盤を確立。70年~90代には全国規模の卸売ネットワークを確立する一方、海外での古紙再資源化事業に本格参入。2000年代に入ってからはグローバル化への対応、地球環境に配慮した事業活動を推進。国内紙流通の揺るぎないリーディングカンパニーであり、世界51都市に66拠点を有するグローバルカンパニーでもある。国内卸売、海外卸売、製紙・加工、資源・環境、不動産賃貸という五つの分野で6事業を展開し、売上高は5000億円規模に達する。
特色・強み
グループ企業との連携により、原材料の調達から製紙、加工、物流、古紙資源回収・再資源化まで、紙に関するトータルコーディネートができる体制を構築していることが強み。基幹事業である国内紙・板紙流通での№1シェアを堅持しつつ、拡大した各事業領域のさらなる強化を推進中。製紙・加工事業では、国内でのシェア№1を誇る再生家庭紙の国内外における製造拠点の拡充を推進。資源・環境事業では、廃プラスチックや建築廃材を原燃料へ再生する総合リサイクル事業や、バイオマス発電事業、太陽光発電事業などに注力。海外卸売事業では、全世界をカバーする調達・供給体制を確立し、海外需要の取り込みを積極的に推進。伝統的事業と新規事業によるシナジー効果で、企業価値の最大化を目指す。
ビジョン
基幹商品である紙を中心に、事業を通じて社会へ貢献し続けると同時に、紙と、その向こうにある無限の可能性を探る。長期ビジョン「INNOVATION JP 2020」で、2020年度時点で目指すべき企業像を描く。①「卓越した機能を武器に“必要とされる”」、②「広い視野で新たな価値を創造し続ける」、③「全世界をビジネスフィールドとする」、④「豊かな地球と住みやすい社会の構築に貢献する」、⑤「仕事を通じて一人ひとりがすばらしい人生を描いていける」JP(日本紙パルプ商事)グループでありたいとする。
風土・人財
長い歴史の中で絶えず新しい領域に挑み続けてきているので、チャレンジ精神がDNAとして受け継がれ、社風ともなっている。自らの役割を認識し、持てる能力を駆使し、創造性を発揮して新たなビジネスチャンスに挑み、自己実現に向けて自ら改革・推進する人材の集合体を目指す。そのために、海外語学研修、ビジネススキル研修や異業種交流型社外研修など、視野を広げて戦略的思考を鍛える様々な制度を整えている。
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