日立ハイテクノロジーズは5月29日、横浜ゴムと東北大学多元物質科学研究所・陣内研究室による「世界で初めてゴムとスチールコードの接着劣化を3次元で解析する技術」の開発に、同社FIB-SEMが貢献したことを発表した。解析したのはタイヤの補強材として使用されるスチールベルト。これまでもスチールコードとゴムの接着界面を解析する研究は行われており、2次元の解析ではタイヤが劣化した後の接着界面の正確な把握は困難だったが、同社の最新のリアルタイム3D アナリティカルFIB-SEM 複合装置が解析に用いられたことで解析に成功した。