歴史
1893年、創業者・八木與三郎が現在の大阪市中央区で綿糸商を始める。1918年に綿布を扱う株式会社八木商店を設立。1947年、株式会社八木商店に改称した。1967年に香港で繊維製品・原料の輸出入拠点となる子会社を設立したのを皮切りに、アメリカ、中国など世界各地へ進出。1989年、株式会社ヤギに改称する。また川上に加え川中・川下の事業を強化して総合力を向上。現在は中国、東南アジアを中心に欧米にも積極的にグローバル展開している。
特色・強み
国内外のサプライヤーと協力し、織糸などの原料・生地の輸入からアパレルをはじめとする高品質な製品を開発・生産・供給する体制を構築。繊維ビジネスの川上から川下までの全分野で独自の企画・提案に基づく高い付加価値を創出し、パートナーが抱える課題を解決する総合力を発揮している。これまで築いてきたサプライヤーとのネットワークは、アジアから欧米まで世界50カ国以上。このグローバルな生産体制、各サプライヤーが持つ最先端技術、そして120年に及ぶ歴史を通じて積み上げたノウハウを活用し、繊維業界の新たな価値創造に突き進んでいる。
ビジョン
従来の価値観が通用しない市場トレンドの変動に見舞われる繊維・ファッション業界。そうしたなかでヤギは、「圧倒的シェアを持つ商権の獲得を通じた差別化事業の確立」を急務に据える。その実現に向けて、2020年における「ありたい姿」から経営戦略を明確化した3カ年の中期経営計画「SPARKS 2020」を策定。「総合力発揮の強化」「新領域への挑戦」「構造改革の実行」の3点を重点方針とし、「『新しい商社像』を示せるリーディングカンパニー」に向けたチャレンジに邁進している。
風土・人財
その同社が 1893年の創業以来、ヤギが社是に掲げるのが「終始一誠意」。同社はこれまで、個々の社員それぞれが一貫して誠意を持ってものごとにあたることで、業界の篤い信頼を獲得してきたと自認する。斬新な発想や大胆な戦略が求められている現代、ヤギは「終始一誠意」を規範としながら、新しい価値の創造とグローバルな挑戦を目指していく。ビジネスの創出にあたっては、1人1人の営業が企画・生産・販売までを裁量を持って行うのが同社のスタイル。スピーディなビジネスを可能にし、急変する時代のニーズに対応するためだ。
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