双日

中計最終年。「収益性」と「企業価値」でさらなる成長を目指す

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歴史

ニチメンと日商岩井が2003年4月に持ち株会社を設立、翌年4月に合併して双日が誕生した。ニチメンは、海外からの綿花調達を目的として1892年に創業した日本綿花株式会社(1943年に日綿實業と商号変更)が前身。戦後は繊維から機械、インフラ、プラントなどに幅広く進出している。いっぽうの日商岩井は1968年に岩井産業と日商が合併して発足した。岩井産業は1862年創業の岩井文助商店がルーツ。大阪で初めて海外の商社と直接取引を開始、やがて生産事業分野に進出する。日商は1874年創業の鈴木商店がルーツ。洋糖引取商から日本一の総合商社として栄えた。日商岩井は高度経済成長を背景に、エネルギー、資源、船舶・航空機、食料、化学品などの海外ビジネスを展開している。90年代に入って総合商社は規模から効率追求の時代となり、ニチメン・日商岩井の間でも各事業の統合が進展。こうして両社の経営統合により、2004年に双日が発足する。

特色・強み

双日グループとして、国内及び約50カ国に90近い拠点と約400の連結対象会社を展開。事業分野は、「自動車本部」「航空産業・情報本部」「環境・産業インフラ本部」「エネルギー本部」「石炭・金属本部」「化学本部」「食料・アグリビジネス本部」「生活資材本部」「リテール事業本部」の9事業本部に集約している。国内シェア80%を誇る航空機事業、総合商社として初進出したベトナム事業など、数々の分野でプレゼンスが際立つ。また同社は自らの強みを「幾多の試練を乗り越えた経験、すなわち克服力」とし、これが今後の成長に向けた原動力になると位置づけている。

ビジョン

「双日グループ企業理念」は「双日グループは、誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造します」。また「双日グループスローガン」として “New way, New value” を掲げる。2015年5月には現在推進中の「中期経営計画2017~Challenge for Growth~」を発表し、「更なる飛躍に向けた成長軌道に軸足を移し、信頼とスピードにより将来の成長を見据えた挑戦を果たす」とした。「自動車関連事業」「航空関連事業」「再生可能エネルギー事業」「インフラ関連事業」「化学関連事業」「ASEANリテール事業」の6つを重点的に投融資を行う注力分野とし、当期純利益600億円の定量目標を掲げる。

風土・人財

「若手社員に仕事を任せて挑戦と成長を促す」というのが、双日が自他ともに認める企業風土。若手の育成については、まず2014年度を最終年度とした「中期経営計画2014」で「グローバル化が加速する経済環境 でも戦い抜ける強い人材の育成」に注力。その成果を踏まえた「中期経営計画2017」ではさらに「新たな機能の獲得に積極的・創造性を発揮する人材」の育成を掲げるとともに、「信頼とスピードに基づく『双日らしさ』」の実現を目指している。


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