歴史
1958年、スポーツウェアの製造販売を主たる目的として、大阪市に石本商店を設立。61年に現社名に変更。61年から68年にかけて奈良県と兵庫県に計３つの工場を設置。70年から営業所の展開に注力し、82年からはカナダを皮切りに中国、韓国、シンガポールに現地法人を設立。現在、子会社15社、関連会社３社でグループを構成し、独自の技術により開発した、コーポレートブランドである「デサント」をはじめ、約20のブランドを展開。大証、東証一部上場、売上高1358億円（連結、2016年3月期）
特色・強み
「すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」を企業理念に掲げ、柔軟な発想と最先端技術を結集し、高機能・高品質かつデザイン性に優れたスポーツウェアを企画開発し続ける。その卓越した企画開発力こそが競争力の源泉であり、そのことに全社員が自信と誇りを持って仕事に臨んでいることが強み。日本、韓国に続く第３の柱として注力する欧米・中華圏でのビジネスを強化し、グローバル化を推進。特に中国を中心としたアジア地域では、現地企画体制で成功した韓国に倣い、売上を拡大。海外での売上高は全体の約60％。
ビジョン
「VISION 2020」を策定し、2020年度に目指すべき姿を描く。１つは、「新規性のある商品開発を通じ、各ブランドがフォーカスする特定セグメントで№１になる」こと。もう１つは、「世界の人々の日常を彩る付加価値の高いブランドの複数展開により、アジアで事業を拡大し、グローバルスポーツカンパニーへと成長する」こと。連結売上高2000億円が数値目標。その成功のカギは、「デサント」は日本発祥のブランドなので、日本企業であることに誇りを持ち、日本発のブランドとして培ってきた強みを活かしていくことだとする。
風土・人財
機能性とファッション性を融合させた、感度の高い商品を広く世界へ提供し続けるためには、若い人たちの斬新なアイデアを存分に引き出し、尊重し、実現させていかなければならないとして、自由に発言できる風通しの良い会社にすることを常に心がける。また、社員の一人ひとりが個性を発揮しながら、「チーム」として仕事に取り組むことを大切にしている。
この企業に関連するニュース