住友商事は12月13日、グループが100%保有する台湾・美生金属工業の株式50%を、台湾で鋼材加工・販売を手掛ける新光鋼鐵に譲渡したと発表した。美生金属工業は住友商事が1990年5月に設立、台湾で唯一の日系コイルセンターとして、自動車関連企業および家電関連企業向けに薄板の加工を中心としたコイルセンターサービスを提供。新光鋼鐵は厚板、ステンレス、特殊鋼、工具鋼、鉄鋼構造物、薄板など多様な製品を扱い、台湾国内企業との幅広いネットワークを有している。住友商事は新たに新光鋼鐵をパートナーとして迎えることで両社の強みを発揮、シナジーを追求することで、美生金属工業の事業基盤を更に強化し業容拡大を目指すとしている。