丸紅は5月7日、産業革新機構社と共同出資するチリの水道事業会社AN社を通じ、チリ第3州で事業展開する水道事業会社AC社の株式100%を、Toesca社が組成するインフラファンドと共に取得することで既存株主と合意したと発表した。買収後の株主構成はAN社50%、Toesca社50%となる。AC社はチリ第3州の10都市、約30万人を対象に上下水道のフルサービスを提供している。丸紅は2006年のAguas Decima社の株式100%取得を皮切りに、日系企業としていち早くチリにおける水道事業に参画し、事業運営に係る幅広い知見を蓄積してきた。また、丸紅はチリで水道事業のほか、太陽光発電事業などのインフラ関連事業、ならびに銅事業を展開している。