丸紅は5月7日、Toesca社が組成するインフラファンドと共にチリのガス配給事業会社GasValpo社の株式100%を取得し、南米におけるガス配給事業に参入することで合意したと発表した。GasValpo社はチリ第二位の国内12％のシェアを有するガス配給事業会社で、チリ中部バルパライソ州を中心とした約10万の民生・商業・産業顧客に天然ガスを配給している。丸紅は2011年に豪州、2016年にポルトガルでガス配給事業へ参画しており、これが3件目のガス配給事業への参画となる。同件は最大株主として事業に参画し、主体的経営を行う初の案件となる。また、丸紅はチリで銅事業のほか、上下水道事業や太陽光発電事業などのインフラ関連事業を展開している。