丸紅は5月30日、日本国内で展開する電力小売事業で、日立製作所の協力のもと、AIを活用した高度な市場分析モデルの本格導入開始を発表した。同モデルは、AIやビッグデータ解析など、最新のデジタル技術で構成される日立のIoTプラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」を活用して、丸紅が国内電力小売事業の市場分析手法を高度化する独自モデルとして構築したもの。両社は2017年8月から同モデルについて検討を進め独自モデルを構築。電力の取引価格や需要傾向などを分析・予測する検証を行ったところ、業務改善とコスト削減に一定の効果が実証されたため、本格導入開始に至った。