住友商事は6月20日、米州住友商事傘下のベンチャーキャピタルPresidio Ventures, Inc.を通じて、人工知能(AI)を用いて製造現場を高度化するサービスを提供するファルコンリー社の第三者割当増資を引き受けたことを発表した。ファルコンリー社が提供するソリューションは、産業機械の温度や振動などの時系列データをAIが分析・学習し、従来見落とされていた異常信号を早期に検知するとともに、異常の発生に大きな影響を与えるデータを特定するもの。AIの導入で、産業・機械設備の予防保全や出荷前製品の不具合検出、不具合の原因特定といった一連の運用を、現場のエンジニアのみで可能な点が特徴となっている。