住友商事は8月30日、住友金属鉱山と展開するポゴ金鉱山の権益を、豪州大手の産金会社ノーザンスター社に全て譲渡することを発表した。ポゴ金鉱山は米国アラスカ州で2006年から操業、2009年からは住友金属鉱山がオペレータを務めてきたが、豪州で多くの坑内掘り金鉱山を操業するノーザンスター社に、住友商事の保有する権益15%と併せて100%の権益を譲渡し、ポゴ金鉱山のすべての資産と債務を引継ぐことで合意した。ポゴ金鉱山の譲渡に係る対価は総額260百万米ドル(100%)で、必要な許認可の取得を前提として10月の譲渡完了を予定している。