丸紅は10月4日、米国の大手市販パルプ会社Mercer社と、丸紅の持分法適用会社であるDMI社の保有株式をMercer社へ譲渡することに合意したと発表した。丸紅は、1969年に日本製紙と合弁で、カナダブリティッシュコロンビア州に製紙用原料である市販パルプの製造、販売を目的としたDMI社を設立。DMI社の製品は、北米市場やアジア市場を中心に広く認知され、長年にわたり販売実績を上げてきた。一方で丸紅は、中期経営計画において財務基盤の強化を最優先課題として取り組んでおり、キャッシュフロー経営強化の一環として資産リサイクル等を促進するため、株式譲渡を決定した。