丸紅は11月22日、中国の大手肥料製造・販売会社である湖北祥云社と、溶融硫黄の長期供給に関する覚書を7日に締結したと発表した。湖北祥云社は、肥料の原料として固形硫黄を中国国内より調達しているが、環境問題への意識の高まりを受け、溶融硫黄へ原料転換を推進する。丸紅は40年以上にわたり溶融硫黄の販売をしており、中国においても沿岸部の需要家向けに供給。物流面の制約から、内陸部の需要家への溶融硫黄の供給は従来困難だったが、丸紅が出資する硫酸製造・販売会社・江蘇震宇社を物流基地として活用、輸送機能を増強することにより、中国内陸部への供給を実現する。