第2回総合商社セミナー開催
2019年度の総合商社内定者たちが自主的に主催・運営する東北商社会の第2回セミナーが、12月13日、仙台・東北大学のキャンパス内で開催された。各内定者たちが自らの会社を紹介したり、エントリーシートの書き方や面接に臨む心構えなどを伝えたり、内容の濃い工夫された内容だった。
セミナー後半は内定者を囲んで参加者たちがより突っ込んだ内容で質疑応答が展開され、熱心にメモを採る姿も目に付いた。地方大学は大都市の大学に比べて、どうしても情報量、就活のフットワークで不利にならざるを得ない。交通機関の使い方、人脈の探索など、内定者たちの実体験は大いに役立ったようだ。
双日に内定しているセミナー代表の榊原大世君(東北大学)は、「私はかなり短期間で、双日への志望度を上げていきました。会社のことを知れば知るほど、商社パーソンに会えば会うほど、双日という会社が好きになりました。この思いを会社にぶつけて内定をもらえたと思っています。是非情熱を持ってその企業に対峙して欲しいですね」と語る。
また、三菱商事に内定した白井優毅君(国際教養大学)も同じような想いで三菱商事への就活に臨んだ。
「まだ自分が何者なのか、何が出来るのかわかりません。しかし総合商社には全てが揃っていますので、まずはそこで色々なことを身につけ経験してみたいと思います。三菱商事は数百年の歴史がある会社ですが、それは存在理由、継続してきた理由があるからだと思います。私は会社の歴史から志望動機を発見し、それを企業に率直に伝えました」
東北大学、国際教養大学からは、毎年多くの学生が総合商社に入社している。
学生たちの想いを企業もしっかりと受けとめ続けているようだ。
(文責・稲葉)