住友商事は3月14日、冷蔵技術の研究・開発を手掛けるMARS社に出資したと発表した。MARS社は、氷点下でも生鮮食品を凍らせない環境を作り、鮮度の保持を可能にするユニークな冷蔵技術を活用した製品の開発・販売を行っている。住友商事はMARS社と協業し、蔵番の機能を搭載した40フィートコンテナの開発を行う。通常の冷蔵コンテナと比較して、格段に鮮度保持の効果が高く、海上輸送による流通範囲の拡大や航空輸送の代替による輸送コストの削減にもつながることから、生鮮食品の輸出促進を目指す国や地域からの需要が期待される。