住友商事は7月8日、本田技研工業より、自動車用ブレーキ関連部品の製造会社である浅間技研工業の株式取得に合意したと発表した。自動車車輪の制御装置であるブレーキディスク・ドラムの市場規模は、世界的な自動車産業の発展に伴い拡大基調にあり、保安部品の信頼性が重要になっている。住友商事は2004年より自動車ブレーキ関連部品製造事業を手掛けるキリウを子会社化し、積極的な海外展開で事業を拡大。浅間技研工業の株式取得により、同部品の水平拡大とともに更なる付加価値向上を図る。キリウおよび浅間技研工業を合わせた自動車ブレーキディスク・ドラムの市場シェアは、日・米・インドネシアの各国でトップクラスのポジションとなる。