丸紅は9月18日、現在ブラジルで推進しているFPSOチャーター事業の1件について、関連会社を通じて約11億米ドルのプロジェクトボンドを海外資本市場で発行したと発表した。また、この資金により金融機関からプロジェクトファイナンスで調達していた既存融資を期前弁済している。同プロジェクトボンドは丸紅・三井海洋開発・三井物産・商船三井の4社が出資参画中の、ブラジル国営石油会社であるペトロブラス社がオペレーターを務めるブラジル沖合のイラセマ・スル鉱区向けFPSOの長期チャーター事業における既存融資の借り換えを目的に発行されたもの。また同プロジェクトボンドは、FPSOチャーター事業向けに発行された、世界初の公募債となる。