住友商事は11月12日、台湾最大手の電動バスメーカーRAC社に出資することで、同社と合意したと発表した。RAC社は電動バスに係る台湾政府認証を取得する唯一の台湾企業で、電動バスに特化した開発・製造・販売を手掛けている。また、RAC社製のバスは電費性能や登坂性能などに優れていることに加え、バッテリーの稼働状況を遠隔でモニター・操作できるなどの利点を備えている。RAC社はこの利点を生かし、電動バス関わる新たなサービスの開発にも取り組んでいく。住友商事は電動バス製造販売事業という新たな事業領域をベースにRAC社と協業し、台湾国内の電動バスユーザー向けソリューションの提供など電動バス周辺事業の開発に取り組む。