丸紅は12月12日、カナダ・ケベック州でマグネシウムの生産事業を立ち上げるAMI社への出資参画で合意し、株式引受契約を締結したと発表した。丸紅の出資額は16.7百万カナダドルとなる予定。事業の総工費は約1億カナダドルで2020年より着工、同年中に生産・販売を開始する見込み。同事業はケベック州の鉱山が排出・堆積した鉱山廃棄物からマグネシウム成分を抽出し、電解製錬法により新地金を生産するプロジェクト。電解製錬に使用される電気は、水力発電所から供給され、既存のマグネシウム製造方法と比較すると製造プロセスにおける温暖化ガス排出量が20分の1と、環境負荷が極めて小さい製造方法となっている。